2021年度春季企画展「Lost in Pandemic――失われた演劇と新たな表現の地平」関連企画特別上映:日本舞踊協会 映像作品『地水火風空 そして、踊』、『ART 歌舞伎』各ダイジェスト映像2021年度春季企画展「Lost in Pandemic――失われた演劇と新たな表現の地平」関連企画紙カンパニーproject企画展「Lost in Archives 〜未体験演劇ゾーン ダミー・ダ・コリャ〜」会期 6月17日(木)〜28日(月)会場 ワセダギャラリー主催 紙カンパニーproject年始に「日本舞踊Neo」として日本舞踊協会が配信した映像作品で、尾上菊之丞が作・演出を手がけ、全編ロケ撮影で日本舞踊の新たな魅力を発信したものである。本企画では、これらのダイジェスト映像を上映し、コロナ禍下での配信の取り組みを紹介した。たかもしれない演劇〉というメタフィクション性と、コロナ禍で公演が失われていく現実に対するパロディ性を帯びた取り組みで、当館のオンライン展示「失われた公演」と背中合わせにもなる表象を現出した。展覧会催し物16会期 6月3日(木)〜8月6日(金)会場 演劇博物館1階 シアタールーム主催 演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点協力 公益社団法人日本舞踊協会、株式会社KSR、株式会社ロジ中村壱太郎の発案により制作され、2020年7月から配信された『ART歌舞伎』(2020年)は、尾上右近らを歌舞伎俳優や、第一線で活躍する和楽器奏者、スタイリストが参加した「映像による歌舞伎」作品。また、日本舞踊協会が制作した『地水火風空そして、踊』(2021年)は、2021年の実際の上演以外の周辺情報を緻密に構築して、「演劇公演の捏造」をめざす紙カンパニーprojectが製作してきた演劇作品にまつわるアーカイヴおよび未公開の作品アーカイヴを展示した。〈存在はしないが、あっ
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