Annual_Report2021
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●来場者数 5,191名‌●再生回数 929回てゆく別役のことばの遍歴を追いかけた。幻の第一作といわれてきた「ホクロ・ソーセーヂ」の自筆原稿を初披露。常に犯罪や社会問題の背後にある不可視の構造を洞察し、またコロナ禍を予言したかのような『街と飛行船』を書いた別役の声に耳を傾ける機会となった。背景にした、特別展会場での戯曲の初朗読は大変貴重なものとなった。そして、初めて出会った時の印象など別役との思い出も語っていただいた。展覧会坪内博士記念演劇博物館18特別展別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ会期 ‌‌6月3日(木)〜8月6日(金)‌特別展「別役実のつくりかた――幻の処女戯曲からそよそよ族へ」記念企画第1弾動画配信 柄本明、「ホクロ・ソーセーヂ」を読む収録日 ‌‌7月31日(水)会場 ‌‌オンライン主催 ‌‌演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点出演 ‌‌柄本明(俳優)聞き手 ‌会場 ‌‌演劇博物館1階 特別展示室主催 ‌‌演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点日本の現代演劇に多大な影響を与えた別役実が劇作家として地歩を固めるまでの軌跡を、新資料によってたどった。独特な文体とユーモアが天才の片鱗をうかがわせる小中学生時代の文集や多感な高校時代を想像させる詩集、演劇と出会った早大自由舞台時代の創作ノートなどをとおして、少年から大人へと変容し、やがて劇作家となっ数々の別役作品を演出し、自らも出演してきた柄本明氏を迎え、別役実・幻の第一作といわれてきた「ホクロ・ソーセーヂ」前半部分の朗読とインタビューを収録。別役作品の象徴ともいえる電信柱とベンチを※5月17日からの会期を変更して開催催し物‌岡室美奈子(演劇博物館館長)

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