奨励研究6「大正期東京における映画配給網の基礎的研究」(研究代表者:柴田康太郎)2020年初頭からつづく新型コロナウイルス感染症の猖獗は、誰もが当事者であり、フェーズを変えながら、今なお私たちの世界を覆っている。現在進行形の災厄の渦中で、博物館はどのような役割を担いうるのか。資料や記録を後世にのこすことの協賛 科学研究費補助金基盤研究(C)20K00380「20世紀前半の中国映画が果たした政治的役割:制作と受容の連動関係からの再考」(研究代表者:菅原慶乃)、令和3年度 大学発アーバンイノベーション神戸「神戸の映画館文化の振興に向けた参加型デジタル・アーカイブ構築」(研究代表者:上田学)、演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点出演 柴田康太郎(演劇博物館次席研究員)、近藤和都(大東文化大学講師)、戦前日本の映画館で配布されていた「映画館プログラム」と呼ばれる簡易パンフレットは、弁士や音楽家の情報、観客の投稿欄など様々な情報が掲載されており、同時期の映画体験の研究には欠かせない資料である。近年、映画館プログラムは複数の大学や資料館でデータベース公開が進め意味とは──。事態の初期段階からコロナ関連資料の収集や展示をおこなってきた博物館の取り組みを通してこの2年をふり返り、資料の利活用、成果の公開・発信等も含めた課題と展望について、それぞれの知見や経験を共有する場となった。られているが、演劇博物館のデータベースもリニューアル準備中である。このシンポジウムでは、このように資料環境の変容する状況を背景に、改めて映画館プログラムという資料とそのデータベース公開が持つ意味や可能性を議論した。講演会・シンポジウム坪内博士記念演劇博物館25特別テーマ研究1「新型コロナウイルス感染症の影響下における日本演劇界の調査研究」(代表:後藤隆基)講演会・シンポジウム上田学(神戸学院大学准教授)、菅原慶乃(関西大学教授)●参加人数 60名●参加人数 53名シンポジウム「コロナ禍と博物館の2年:資料の収集・展示をめぐる課題と展望」日時 2022年3月8日(火) 14:00〜15:30会場 オンライン主催 演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点共催 演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点オンラインシンポジウム「デジタル時代の映画館プログラム:データベース公開と活用の可能性」日時 2022年3月17日(木) 14:00〜15:30会場 オンライン主催 演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
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