Annual_Report2021
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●来場者数 2,592名逍遙の朗読は、シェイクスピア作品の2つ「ハムレット」「ベニスの商人」がよく知られているが、今回は児童劇「商人と猿の群れ」を聞く機会を設けた。また、逍遙周辺の人々が残した録音から、逍遙への思松丸東魚(1901〜1975)は昭和期に活躍した篆刻家で秦漢古印の研究や書籍の出版を手掛け、日本の篆刻界に大きな足跡を残した。2019年度、東魚のご子息である松丸道雄氏(東京大学名誉教授)より、東魚が手掛けた印譜、書作品、製作用具、い、逍遙の影響などをたどる試みで、坪内士行の逍遙ばりの朗読をはじめ、逍遙祭や演博の周年行事のゲストの肉声など、逍遙に連ねる声の系譜を伝えた。刊行物など、篆刻作品等計1,382点を一括して受贈した。本企画展はこれを記念したもので、文字を刻することに生涯を捧げた東魚の仕事の全貌を大学博物館ならではの多角的な視点でたどる展示とした。講演会・シンポジウム展覧会坪内博士記念演劇博物館會津八一記念博物館26松丸東魚篆刻作品等受贈記念萬象、一刀の中にあり ―篆刻家・松丸東魚の仕事 会期 ‌‌3月1日(月)〜4月30日(金)会場 ‌‌會津八一記念博物館2階 グランド‌ギャラリー主催 ‌‌會津八一記念博物館●参加人数 44名第83回 逍遙祭 逍遙をかたる人々〜逍遙祭のあゆみ日時 ‌‌2022年3月18日(金) 14:00〜16:00会場 ‌‌オンライン(Zoom)主催 ‌‌演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点講師 ‌‌児玉竜一(演劇博物館副館長)、後藤隆基(演劇博物館助教)

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